【Amazfit GTR 3 Pro比較レビュー】最高の高級感、12日間電池持つ腕時計のように使えるスマートウォッチ
どうも、スマートウォッチを20本以上持っているうーた(@u_ta_kasou)です。
とっても便利なスマートウォッチですが、多機能な機種ほど電池持ちが悪くて使いづらかったりしますよね。
僕が昔から愛用しているAmazfit GTRシリーズですが、12日のロングバッテリーでデザインと機能がアップグレードした機種が発売されました。
「Amazfit GTR 3 Pro」です。
・画面占有率70.6%、1.45インチ美麗ディスプレイ
・アプリでの拡張可能で、サクサク動く新Zepp OS
・薄型軽量なのに12日間のロングバッテリー
・血中酸素、心拍、ストレス、睡眠測定で健康管理にバッチリ
・クラウンで腕時計のようにクルクルと操作できて快適
腕時計のように使えて、スマホの通知表示や健康管理もしっかりできる最高なスマートウォッチでしたよ!
この記事では、Amazfitシリーズを10本以上持っている僕が、前機種Amzfit GTR2と比較をしながら、Amazfit GTR 3 Proをレビューをしていきます。
メーカー様より商品をご提供いただき、レビューを執筆しております
▼動画でみたい方はコチラ
Amazfit GTR 3 Proのスペックと比較
Amazfit GTR 3 Pro | Amazfit GTR 2 | |
価格 | 39,800円(税込) | スポーツ:29,800円(税込) クラシック:32,800円(税込) |
ディスプレイ | 1.45インチ AMOLED 480×480 | 1.39インチ AMOLED 454 X 454 |
サイズ | 46×46×10.7mm | 46.4 X 46.4 X 10.7 mm |
重量 | 32g(ストラップなし) | スポーツ:アルミケース31.5g クラシック:ステンレスケース39g(バンド込み51g) |
バッテリー | 450 mAh(通常使用で12日間) | 471mAh(通常使用で14日間) |
防水性能 | 5ATM | 5ATM |
センサー | BioTracker™ 3.0 PPG バイオメトリック センサー (6PD + 2LED) 加速度センサー ジャイロスコープ センサー 地磁気センサー 環境光センサー 気圧高度計 温度計 | BioTrackerTM2 PPG 血中酸素センサー、光学心拍センサー 6軸加速センサー 3軸ジャイロセンサー 気圧センサー 3軸地磁気センサー 環境光センサー |
サウンド | マイク、スピーカー搭載 | マイク、スピーカー搭載 |
GPS | GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS | GPS + GLONASS |
接続 | BT5.0 Wi-Fi 2.4GHz | BT5.0 Wi-Fi 2.4GHz |
対応OS | Android 7.0 以上、iOS 12.0 以上 | Android5.0 以上、iOS10.0 以上 |
搭載OS | Zepp OS | Amazfit OS |
Amazfit GTR 3 Proのデザイン、同梱物、重量
Amazfit GTR 3 Proのカラーはインフィニットブラックとブラウンレザーの2種。
今回レビューするのは、ブラウンレザーとなります。
〈同梱物〉
・Amazfit GTR 3 Pro 本体
・充電器
・説明書(日本語あり)
同梱内容は、Amazfit GTR 3 Pro、カチャっとはめる専用充電器、日本語ありの説明書とシンプルな構成です。
正面デザインは、美しいベゼルレスのディスプレイ。
ディスプレイの端がラウンド加工されており、スマートな印象です。
また、ボディの金属部分はアルミ合金となっており、軽量ながらシャンパンゴールドの様な金属の色合いがゴージャス。
GTR2のクラシックモデルはステンレスで高級感があるため、こちらも甲乙付け難く好みが分かれそう。
個人的には私服に合わせるならGTR3 Proで、スーツに合わせるならGTR2のクラシックモデルですね
直径は46mmなので、どちらかといえば男性の腕の太さ向きのサイズとなっています。
側面から見ると、ボタンが2個ついています。
上部のクラウンはホームボタンでもあり、クルクルと上下左右のカーソル移動。
下部のボタンは自分で機能を割りあて出来るようになっています。
また、マイク、スピーカーが搭載されていることも確認できます。
背面にはセンサー類と充電端子があります。
バンドはブラウンのレザー素材となっており、柔らかくて使いやすく個人的には質感も満足。
バックル部分がボディ部分のカラーと揃えられており、一体感があって良いですね。
なお、クイックリリース式のバンドとなっているので、22mmのバンドであればすぐに他のバンドと交換することができます。
重量はバンド込みで43g。
〈重量比較〉
・GTR 3 Pro
→ バンド込43g(ケースのみ32g)
・GTR 2 クラシック
→ バンド込51g(ケースのみ39g)
・Apple Watch7 アルミ 45mm
→ ケースのみ約39g(+バンド重量)
ケースの素材がアルミ合金のため、 GTR2のステンレス素材のものと比べると8g軽くなっています。
Apple Watch7のほぼ同サイズのアルミモデルがケースのみが39gなので、一般的なスマートウォッチと比べても軽量です。
GTR3 Proはバンドとケースの重量のバランスが良いため想像より着け心地が良くなっています
Amazfit GTR 3 Proをスマホアプリと接続
Amazfit GTR 3 Proを使用するには、スマホに『Zepp』アプリをインストールする必要があります。
インストール後、端末追加からQRコードを読み込めばペアリングできる親切設計。
Zeppアプリでは、健康管理と端末の詳細設定や文字盤の変更などを行うことができます。
スマホアプリの使いやすさは意外と重要ですが、Zeppアプリはメニューもわかりやすく、細かい設定までカスタマイズできるのが良いですね。
Amazfit GTR 3 Pro、GTR2との実機比較レビュー
アニメーションもあり、150種以上のウォッチフェイス
美しい!めっちゃかっこいい!
ディスプレイを表示してみると、専有率も高まったためか、有機ELディスプレイが美しすぎて見惚れてしまいます。
また、実際に実機を見てみて気づいたのですが、ガラス面とディスプレイの距離も近くなっているため、より文字盤も見やすくなっています。
150種以上のウォッチフェイスはかなり品質も高く、かっこいいケースデザインを引き立ててくれています。
アニメーションのウォッチフェイスも追加されたため、近未来的なウォッチフェイスもあり超かっこいいです。
ただ、時刻は読みづらいので個人的には下のアナログの文字盤が好み。
また、一部カスタマイズ可能な文字盤もあり、自分に最適な項目を表示したり、バックグラウンドやポインタも変えられるようになっています。
ジャイロセンサーでの文字盤の表示もスムーズでストレスがありません。
常時表示(AOD)にも対応しており、傾けずとも時刻が表示できるので、腕時計のように使用することができます。
基本的には通常のウォッチフェイスの簡素な表示になりますが、その他にもテンプレの常時表示を選ぶことも可能。
テンプレの文字盤であれば、通常表示の文字盤とは少しデザインが異なりますが、時刻が見やすい常時表示を選ぶことも可能です。
前機種よりウォッチフェイスもカスタマイズも豊富になり、より自分好みのスマートウォッチにすることができます
Zepp OSはより軽く、アプリ拡張もできるようになった
AmazfitのスマートウォッチのOSは、動作が軽く電池消費が少ないのが取り柄でしたが、反面機能の拡張ができないのが弱点でした。
Amazfit GT3シリーズでは、Amazfit OS→Zepp OSに刷新され、とうとうアプリでの拡張もできるようになりました。
現時点では、10種程度のアプリ追加となっていますが、今後Zeus アプリ開発者キットというものが導入され、ユーザーも文字盤やアプリを作れるようになっていくそうです。
今までも十分に感じていましたが、拡張できて未来性のあるOSになったのは凄いことですね。
また、特筆すべきは拡張性を備えているのに軽量なサクサク動作はそのままなところ。
むしろ操作時のアニメーションのヌルヌル具合は60%強化されているようです。
Apple Watchのようにアプリ追加できて、ここまで電池持ちの良いスマートウォッチは他になかなか無いんじゃないかなと思います。
通知機能、カスタマイズ可能で優秀
通知はアプリアイコンも表示され、画面サイズも大きいため非常に見やすいです。
また、文字数は50文字以上表示可能で、かつ1個前のメッセージも表示できていることが確認できました。
細かな仕様ですが、アプリ上の設定でスマホを使っていないときだけ、GTR3に通知をすることができます。
そうすることで、スマホとスマートウォッチ両方に通知が来て鬱陶しくなることを防げます。
また、スマートウォッチ側での通知を必要なものだけに絞ることができるので、電池の消費も抑えることができますね。
低価格帯のスマートウォッチだと設定の作り込みが甘かったりするので、Amazfitはしっかりしていて良いですね
GPS搭載、運動計測150種トラッキング
運動計測はなんと150種以上可能。
運動するときに、計測できなくて困ると言うことは限りなく少ないでしょう。
試しにウォーキングでテストしてみましたが、歩数や心拍数などもしっかり取れているみたいでした。
また、GPSを搭載しているため、ルートのトラッキングをすることもできます。
スマホを持たなくてもルートを取れるので、いろんな場所を歩いたり走ったりした記録を残して、モチベを高めることができます。
ワンタップで4種の健康管理
今回から新たに追加された機能として、ワンタップで4種の健康指標の計測をすることができるようになりました。
①心拍数
②ストレス
③血中酸素
④呼吸速度
測定に45秒かかるのがデメリットではありますが、最近は計測できる項目が増えてきたので、一気に計測できるのは楽でいいですね。
中でも血中酸素濃度測定は、例の感染症の早期発見にも役立つとのことなので心強いですね。
単独で音楽再生、録音が可能
Amazfit GTR 3 Proは、スマホ側の音楽コントロール、またはGTR3Proの内蔵ストレージに保存した音楽の再生が可能です。
単独での音楽再生をするためにはスマホアプリから音楽を転送します。
そうするとウォッチ側に音楽が保存され、本体内蔵のスピーカー、またはBluetoothイヤホンで再生することができます。
ストリーミングサービス非対応なのは残念ですが、スマートウォッチとBluetoothイヤホンだけで、外で音楽聴けるのは嬉しいです
また、新機能として録音ができるようになりました。
しかも、こちらも内蔵ストレージに保存されるようになっており、単独で録音から再生まで出来てしまいます。
反対に録音データについては、スマホアプリ上でウォッチからスマホに転送することも可能です。
音声も結構鮮明で、かなり実用性は高いと感じました。
多くの人から要望が多かった機能にも対応していてGood!
通話の子機にもなる、単独通話はなし
simカードを挿すことは出来ないので単独での通話は出来ませんが、スマホの着信をウォッチ側で受けてそのまま通話が出来ます。
ウォッチに話しかけているのを見られるのは恥ずかしいので使い所が難しいですが、運転中のハンズフリー通話などには使い勝手が良さそうです。
Alexa対応でスマートホーム連携も便利
GTR2よりAlexa対応したので、スマートホーム連携やその他のちょっとした機能も音声で操作することが出来ます。
スマートスピーカーを置いてない部屋でも常に身に着けているスマートウォッチでスマートホームの操作をできるところが便利。
また、ボタン長押しで起動なので「Alexa」などのウェイクワードを言わなくてもいいのがメリットですね。
連携はスマホアプリからログインするだけのかんたん仕様でした。
また、その他ウォッチ側のタイマーだとか、音楽の操作も可能。
寒い時期、手袋でタッチパネルを操作しづらいときでも、音声で操作できるのはなかなか便利ですね
バッテリー持ちは実使用でも6~12日ほど
スマートウォッチの仕様において重要な電池持ちですが、公称値では通常使用で12日間とのこと。
多機能なスマートウォッチでは、1~3日の電池もちが多い中10日以上電池持つのはかなり凄いことです。
実使用では、常時表示をONにしてガシガシと色んな機能を使用しても、5日経ってまだ19%残っていました。
ハードな使用をする方でも、5泊までの小旅行や出張であれば、充電器を持ち歩かなくていいので楽ちんですね
おサイフケータイはなし
おサイフケータイ機能は実装されていません。
個人的にはスマートフォンでおサイフケータイを使うため、なくても気になりません。
ですが、おサイフケータイがほしい方は、Apple Watchかガーミンなどのスマートウォッチを買いましょう。
Amazfit GTR 3 Pro、GTR2との比較、違い、おすすめな人
Amazfit GTR 3 Pro | Amazfit GTR 2 | |
価格 | 39,800円(税込) | クラシック:32,800円(税込) |
ディスプレイ | 1.45インチ AMOLED 480×480 | 1.39インチ AMOLED 454 X 454 |
ケース素材 | アルミ合金 | ステンレス |
カラー | ブラウン、ブラック | ブラック |
バッテリー | 450 mAh(通常使用で12日間) | 471mAh(通常使用で14日間) |
搭載OS | Zepp OS | Amazfit OS |
アプリ拡張 | ◯ | × |
2からの追加機能 | デジタルクラウン操作 音声メモ リモート撮影 ポモドーロタイマー 呼吸 月経の履歴 温度計 太陽と月 世界時計 ToDoリスト | – |
GTR3 Proと GTR2のクラシックモデルの価格差は約7千円。
Amazfit GTR 3 Proは、高機能になった反面、価格が高騰しています。
しかし、大型化したディスプレイ、デジタルクラウンでのスムーズな操作、アプリでの拡張や録音機能を考えると、妥当な価格設定かと思います。
ただ、 GTR2にも電池持ちが約2日長い点や、高級感のあるステンレスケースが選べるメリットもあります。
そのため、各機種のおすすめな方は下記の通りです。
〈各機種のおすすめな方〉
・時刻や通知が見やすいスマートウォッチが欲しい
・スムーズに操作したい
・多機能が良い(録音、リモート撮影、アプリ機能等)
・重厚感、高級感のあるスマートウォッチが欲しい
・少しでも電池持ちが良い方がいい
・コスパを重要視する
個人的には、用途や予算さえ合っていれば、Amazfit GTR 3 Proは超おすすめです!
▼もっと徹底的に前機種との比較を見たい方はこちら
Amazfit GTR 3 Pro、GTR2との比較レビューまとめ
・1.45インチ美麗ディスプレイが美しく、デザインの高級感が最高
・新Zepp OSで高機能になったのに、12日間のロングバッテリー
・価格が約4万円になったこと、おサイフケータイ非対応はデメリット
Amazfitシリーズは昔から大好きですが、Amazfit GTR 3 Proは、特にデザイン、電池持ち、機能、この3つのバランスが絶妙。
今までで一番好きなスマートウォッチになりました。
日本ではあまり有名ではなく、前機種から価格は少し上がったものの、マニアの僕でも自信を持っておすすめできる機種となっています。
デザインと機能は妥協できない、だけど電池持ちの良いスマートウォッチが欲しいという方はぜひチェックしてみてくださいね。
どうも、うーた(@u_ta_kasou)でした。