【そこにライブがある】BA式なのに低音が豊かな高級イヤホン「Westone W40」レビュー!
どうも、うーた(@u_ta_kasou)です。
イヤホンって、なかなか自分に合った機種って見つからないですよね。
イヤホンはドライバーの小ささから、自分の聞きたい音が聞けなかったりします。
そういった時に選択肢に上がるのが、高級イヤホンです。
家電量販店とかで、高級イヤホンの音を聞くたびに、
と思いながらも、有線のわずわらしさもあり、なかなか自分にマッチするイヤホンに出会えませんでした 。
でも、有線でも、無線でも使用でき、そこでライブがやっているかのような感動を得られる高級イヤホンを入手しましたよ!
「Westone W40」です。
「Westone W40」は、4ドライバーの素晴らしい音質を活かし、価格相応に満足できる商品になっています。
・有線、無線の切り替えが可能
・そこでライブをやっているかのような音のひろがり
・BA式なのに、4ドライバーなので低音も豊か
・優秀なイヤーピースとコンパクトな筐体による、全く疲れない装着感
自分の中のイヤホンの常識を覆したイヤホンだったので、徹底レビューしていきます。
このレビュー記事は、メーカー様より商品をご提供頂いて作成しています。
Westone W40のスペック
ドライバ | 4基(高域×1、中域×1、低域×2) BA(バランスドアーマチュア)式 |
---|---|
入力感度 | 118 dB SPL @ 1mW |
周波数 | 10Hz – 18000Hz |
インピーダンス | 31Ω |
リケーブル | 可能 MMCX端子 |
Westoneとは
「Westone(ウェストン)」とは、今年で60周年を迎えたイヤホンの老舗メーカー。
しっかりとチューニングされた繊細な音作りと、着け心地の良さに定評があり、世界中の芸能人やアーティストに親しまれています。
これからレビューするWシリーズの他、低音重視のBシリーズ、生音を聞くのに適したUM-Proシリーズ、カスタムイヤホンなどがあります。
▼Westoneを使用しているアーティストの一部
Westone W40のデザイン、同梱内容
じゃじゃん!
かなりどデカい箱に入って届きました。
パカっと開けると、イヤホンとケースが入っています。
Wのロゴがかっこいいですね。
同梱品
・W40 ユニバーサルフィットイヤホン
・High-Definitionシルバーケーブル
・Bluetoothケーブル
・各種STAR™ Siliconeチップ
・各種True-Fit™ Foamチップ
・付け替え用フェイスプレート
・デラックスジップケース
なんと、イヤーピース10セット、Bluetoothケーブル、フェイスプレートまで入っています。
右の方だけ、オレンジのフェイスプレートに交換して、左右をわかりやすくしてみました。
フェイスプレートは付属のドライバでねじを回して、取り換えることができます。
MMCX端子が搭載されているので、ケーブルを取り換える(リケーブル)ことができます。
そのため、付属のBluetoothケーブルに接続すれば、有線イヤホンから無線イヤホンに変更することができます。
Westone W40の装着感
10セットのイヤーピースから選べる
10セットのイヤーピースが付属しており、自分の耳に合うイヤーピースを装着することができます。
シリコンとウレタンの2種類です。
STARチップ(シリコン) → 遮音性は低いが、つけやすい
True-Fit™ Foamチップ(ウレタン) → 遮音性は高いが、つけにくい
高級イヤホンでは、ウレタンを好む人が多いですが、僕はシリコンのほうが好みでした。
遮音性は劣るものの、通常のシリコンのイヤーピースよりも、このSTARチップは想像以上に着け心地が良いです。
不思議とすっぽりとはまるんですよね。
一方ウレタンは耳栓にもよく使われている素材で、指でぎゅっとつまんで耳に入れる分手間はかかりますが、隙間はなくなるので遮音性が高いです。
体感として、重低音が良く響くようになりました。
有線の装着感
ドライバーはBA式で、ドライバーを4基積んでいるにもかかわらず、耳にすっぽりと収まるコンパクトサイズです。
BA(バランスドアーマチュア)式とは
イヤホンなどに搭載されるドライバーの一種。
一般的によく使用されるダイナミック式と比べて、小型で繊細な音を出せるのが特徴。
中、高音域に強く、音声などが聞き取りやすいため、補聴器などにも使用される。
かけ方は耳の後ろから回す、いわゆる「Shure掛け」となっています。
有線の場合は、耳の形にそったフックがあるのでスムーズにかけられます。
「Shure掛け」は慣れるまでは、装着に時間がかかっていまいますが、外れにくく遮音性が高いです。
ケーブルは「Higt-Definitionシルバーケーブル」で、抵抗の少ないめっき銅合金の純シルバーで編み上げられており、繊細な音を出してくれるようになっています。
無線の装着感
無線の場合は、黒色のケーブルとなっており、フックはなしです。
コードをまとめられるスライダーのおかげで、持ち運びがしやすいですね。
有線の場合はどうしてもイヤホンがケーブルの下の方に引っ張られる感じがしますが、無線の場合はそのまま首の後ろにかけられるので快適です。
無線の通信方式は「AAC」、「Apt−X」両方に対応しているので、iPhoneでもAndroidでも高音質、低遅延で聞くことができます。
僕が聞いた感じでは、有線と遜色なく聞くことができました。
Westone W40の音質
最初は、サウンドテスト、音場(おんば)についてのレビュー。
その後は、高音、中音、低音と分けて音質のレビューをしていきます。
再生環境
再生端末:Galaxy S9+
ケーブル:有線
エージング:10時間ほど鳴らして、エージング済み
音源:Apple MusicやPrime Musicで256kbps
・Youtubeの最高画質
サウンドテスト
実際に聞こえた音域:20〜15000Hzくらい
BA式にも関わらず手持ちのダイナミック式とほぼ変わらない音域まで聞くことができました。
一般的にBA式は低音域が不得意と言われていますが、低音もしっかりと聞こえるのは、低音用のドライバーを2基積んでいるためでしょう。
ライブ感のある音の広がり
聞いてみて、まっさきに気付いてびっくりしたのが音場(おんば)の広さです。
音の広がりが凄すぎて、まるでそこにライブがあるよう。
イヤホンで聞いているのに、ヘッドホンやスピーカーで聞いているような臨場感があるんですよね。
試しに立体音響とかを聞いてみると、信じられないくらい遠くの方で音が鳴っているように感じます。
伸びのある高音
高音は、しっかりと音が伸びていき、ビブラートの後の余韻や、ちょっとした息遣いまで鮮明に聞こえます。
なのに、音が高いボーカルのサ行も刺さる感じが全くなく、聴き疲れしません。
低品質のイヤホンに比べて、多くの音がたくさん聞こえるようになったのは、特に高音の部分かなと思います。
キレのある中音
ロックを聞いてみると、力強くキレのあるギターのコードをしっかりと聞くことができます。
ドンシャリ系のイヤホンほど派手な感じではないですが、しっかり音が分離されて聞こえるので、より厚みのある曲に聞こえるようになります。
派手ではないのに、音の種類が多くしっかりと迫力がある、そんな不思議な感覚です。
クリアで豊かな低音
ドライバーが2基搭載された低音域では、BA式とは思えないほどにクリアで豊かに低音を鳴らしてくれます。
ハードコアテクノやガバといった、ベースやキックの音が重視される曲でも、十分に今まで以上の迫力で聞くことができました。
Westone W40の良いところ
全く疲れない装着感の良さ
4ドライバー搭載なのに、小型ですっぽりと耳に収まるので長時間つけていても全然苦になりません。
そのため、僕の場合はどこかで落ち着いてゆっくりと作業をする、といった時に良く活用しています。
音楽と作業に没頭できます。
BA式なのに低音が豊か
僕はXiaomi製のBA式イヤホンを持っていたのですが、それよりも低音の厚みが段違いに良いです。
BA式のイメージが完全に変わりました。
有線と無線どちらもOK
高級イヤホンは有線で販売していることが多いですが、付属品に無線ケーブルが一緒についてくるのは非常に安心です。
購入前に「今まで無線イヤホン使っていたけど、有線イヤホンでも大丈夫かな」と不安な人でも安心ですね。
イヤーピースが秀逸
イヤーピースも秀逸です。
STARピースは、見た目上は一般的な他のイヤホンのピースと同じように見えますが、遮音性が高くはめやすいです。
ストレスが一切ないですよ。
安心の2年保証
高額な商品なので故障が怖いですが、2年保証なので安心。
また、断線については、リケーブルという手段を取ることもできます。
Westone W40のイマイチなところ
低音の量感はダイナミック式に劣る
低音域も非常に豊かに鳴らしてはくれるのですが、ダイナミック式の低音重視モデルには低音の量感が劣ります。
また、Wシリーズは、全体的にバランスよく音を鳴らしてくれるモデルです。
ドンシャリ型が大好きで、低音メインで聴きたいという方には物足りないところもあるかもしれません。
その場合は、低音を重視したモデル、Bシリーズがおすすめです。
Bluetoothのバッテリー持ちが短い
Bluetoothケーブルのバッテリー持ちが8時間と短いです。
一般的に通勤や通学で利用される方が多いと思うので、1日2時間使用と想定した時に、平日の5日分はギリギリ持ちません。
ただ、バッテリー持ちについては、有線ケーブルも一緒に携帯していれば、いざという時に有線に切り替えることもできますね。
(イヤホンジャック非搭載のスマホの場合、アダプタが必要です。)
防水耐性が弱い
Bluetoothケーブルの防水耐性はIPX4なので、他のワイヤレスイヤホンよりは防水耐性は弱めです。
ただし、IPX4の防水耐性は「防沫 いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響がないもの」となっています。
なので、ほとんどの方が日常的に使う分には問題ないと思われます。
Westone W40の口コミ
周りの友人や家族に、Westone W40を試聴してもらい、感想をもらいました。
Westone W40を各モデルとの比較、オススメな人
各シリーズの特徴とおすすめな人
Wシリーズ:細かい音のディティールを楽しめるモデル
→いろいろな音をしっかりと聞きたい人向け
Bシリーズ:自然かつパンチのある低音が楽しめるモデル
→ドンシャリ型など低音が好きな人向け
UM Proシリーズ:生音を聞くために特化したモデル
→プロミュージシャンなどのアーティスト向け
AM Proシリーズ:外音を取り込みながら音楽を聴けるモデル
→音楽を聞き流ししたい人向け
Wシリーズのモデル比較とおすすめな人
モデル | W80 | W60 |
ドライバ | BA 8ドライバ 高域×4 中域×2 低域×2 | BA 6ドライバ 高域×2 中域×2 低域×2 |
特長 | 濃密ながらも全ての音のディテールと空間の広がりを正確に再現するフラッグシップモデル | 6ドライバ搭載で、驚くほど豊かで繊細な音像 |
おすすめ ジャンル | すべてのジャンルに! | すべてのジャンルに! |
モデル | W40 | W20 | W10 |
ドライバ | BA 4ドライバ 高域×1 中域×1 低域×2 | BA デュアルドライバ 高域×1 低域×1 | BA シングルドライバ フルレンジ |
特長 | 新しいサウンド環境を体感できる、クワッド・ドライバ | コンパクトに良いサウンドを楽しむなら | 初めての高音質イヤーイヤホンにおすすめ |
おすすめ ジャンル | クラシック ハードロック ヘビーメタル ジャズ | オペラ R&B ロック ヒップホップ | ボーカルハーモニー POP |
引用:https://www.tekwind.co.jp/WST/specials/entry_515.php
▼各モデルのオススメな方
W80
→ フラッグシップモデルが好き、音の広がりを重視する
W60
→ すべての音域をバランスよく聞きたい
W40
→ ちょうどいい値段と性能を求めている
W20
→ コンパクトに良い音質を聞きたい
W10
→ 初めての高級イヤホンを検討している
※WシリーズはすべてのモデルにBluetoothケーブルが付属
「Westone W40」は、Wシリーズの中ではちょうど真ん中のモデルになります。
W60以上は10万越えとなってくるので、周辺機器も揃っているオーディオにこだわりのある方向けですね。
はじめての高級イヤホンの方や、とりあえず試してみたいという方は、W10、W20、W40の中から選ぶと失敗が少ないと思います。
ただ、個人的にはBA式の良さを生かすならば、複数基ドライバを搭載している、W40、W20をおすすめします。
※Amazonの商品画面でも各モデルの詳細を見ることができます
Westone W40のレビュー、評判、口コミまとめ
・Westone W40は、そこにライブがあるかのように感じられるイヤホン
・有線、無線どちらでも使えて便利
・4ドライバーなのに、小型で着け心地がGood
・Bluetoothケーブルのバッテリー、防水耐性は弱いものの、大きなデメリットではない
高級イヤホンはこの「W40」が初めてでしたが、想像以上に感動しました。
聞きなれた音楽でも新しい発見があり、もっと音楽を楽しんで聞くことができるようになりました。
また、装着感が良く、聞き疲れしないのもポイントで、作業時のイヤホンにもぴったりです。
やはり、ネックとなってくるのが約5万円という価格ですが、2年保証と、リケーブルを出来ることを考えると長く愛用できるイヤホンとなりそうですよ。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。